廃用症候群について

query_builder 2025/07/25
佐野市_訪問マッサージ リハビリ 寝たきり 出張 歩行困難 はなぶさ治療院 はなぶさ治療院_伊勢崎店

あまり聞き慣れない病名だが、長期間の安静や運動量の大幅な減少により起こる心身の不調である。これは「生活不活病」とも呼ばれており、身体を動かさないことで心身の様々な機能が低下してしまう。怪我などで長期入院や安静状態が続くと、身体機能が低下してしまう。普段は歩ける人も入院して車いす生活を余儀なくされることでもこの症候群に陥りやすい。 特に高齢者は、若い時に比べて外出自体控えるようになっていく傾向で、筋力の低下でこの症状を引き起こすと言われている。   主な症状としては以下の7つがある。   一つ目は、運動器障害で、筋肉が痩せ衰えてしまう筋萎縮、関節が硬くなり動きが悪くなる関節拘縮、骨が脆くなり骨折する骨萎縮などが起こる。 二つ目は、循環・呼吸器障害で、食べ物や唾液が気管支や肺に入り炎症を起こす誤嚥性肺炎、立ちくらみを起こす起立性低血圧、心機能低下、血栓塞栓症、肺塞栓症などが起こる。 三つ目は、自律神経・精神障害で、うつ病や、状況理解ができず幻覚を見たりするせん妄、今いる場所や時間がわからなくなる見当識障害などを起こす。 四つ目は、泌尿器障害で、尿路感染症や尿路結石を起こす。 五つ目は、皮膚障害で、皮膚が圧迫され血のめぐりが悪くなり、赤み、内出血や水脹れなどの褥瘡(じょくそう)を起こす。 六つ目は、消化器系障害で、便秘や食欲不振、食べたものが食道へ逆流する逆流性食道炎を引き起こす。 七つ目は、代謝障害で、空腹時の血糖値が正常値と異常値の間にあり、糖尿病予備軍とも言われる耐糖能異常を引き起こす。   これが全て起こるわけではなく、いずれかの症状を引き起こす可能性が高い。いずれも症状が起こるとなかなか元に戻りにくいので、日頃からのケアが大事だと言える。以下に、廃用症候群にならないための予防法を提示する。   まず、「体を動かす機会を作る」というもの。当たり前すぎるのだが、一番の対策は日頃から体を動かすことにある。高齢者(特に施設に入っている人)は体を動かす機会が少ないので、意識的に動くことが必要である。まわりの方々はどうしても本人に変わって物事をやろうとしてしまうのだが、なるべく本人にやってもらうことが大事である。また、安静にしている状態であれば、寝返りをうたせてあげたり、マッサージをしてあげることでも運動効果があるという。   次は、「栄養バランスの良い食事をとる」である。廃用症候群の人には低栄養状態が多く、筋肉量が減って身体機能の低下につながる。栄養バランスの食事を心掛けつつ、体を動かすためのエネルギーを補給すべきだろう。また、エネルギー不足は、嚥下機能の低下、消化機能の低下など原因は様々なので、日頃から口腔ケアや、食べやすい食事に変更するなどの対応が必要である。   さらに、「精神的なケアも行なう」も非常に重要である。孤立することで孤独感やうつに陥ると廃用症候群になる可能性が高まるので、友人や親族と話したり、デイサービスを活用して会話を積極的に楽しむことで回避できる。趣味を持つ人はそれを行うのも精神の安定を保つために有効である。   もし廃用症候群を発症してしまった場合、薬物療法やリハビリテーションを行なうことで改善していくようだが、先に述べたように一度陥ると回復に長い時間を要するので、長期的な取り組みで回復を目指すことになる。 なんでも病はそうであるが、罹らないことに越したことはないので、自分だけは大丈夫だと驕らずに、日頃の生活を顧みて、当てはまるものがあれば、意識して「体を動かす機会を作る」、「栄養バランスの良い食事をとる」、「精神的なケアも行なう」の三つを行動に移すべきだろう。   高齢だと本人が気づきにくいこともあるので、近くにいる親族、介護士、友人が気にかけて、悪い状態にならないよう回避させてあげることが大事であろう。   人生100年時代と言われ始めた社会で、少しでも、一日でも多く、健やかな暮らしが送れるよう、面倒に思わずに自分の健康と向き合うことを意識したいものである。


----------------------------------------------------------------------

はなぶさ治療院

住所:栃木県足利市八幡町2-7-14

電話番号:0284-73-6332

----------------------------------------------------------------------